旅のいろいろ3

「携帯電話」という単語で思い出したんだが、出発地からの米系航空会社便の中での、搭乗時の話。B757で、3-3の座席配置。私は通路側C席で、窓側のA, Bの人はまだ来てなかった。まず、白人老婦人がやってきたので、「この列ですか?」って聞いたら手を下に向けて「はよどけ」みたいなジェスチャー。すごく不快。やっぱり東洋人はアメリカではダメなんだろか、と思えば、次に白人30代女性(年齢は推測)がやってきたので、同じように「この列ですか?」と聞くと「そうだ」と言うから「どうぞ」と席を立ったら、笑顔で「ありがとう」。もしかしたらこの方も本当は東洋人がキライなのかも知れないが、ウソでも笑顔振りまいておけば、気分いいのにね。最初の老婦人は、この30代女性とはにこやかに会話していた。感じ悪い。
で、その老婦人、携帯を切ってなかったんだな。飛行機がいざ出発というところで、さあこれから滑走、って時に、その老婦人の携帯電話が鳴ったことでわかった。で普通、慌てて切るじゃない。でも、何を思ったのか、その老婦人、電話に出やがったのよ。「もしもし私。今、飛行機の中なのよ。」とかって話してる。何やっとんねん!とキレそうになる。だって、CAさんも着席してもう立たないような時間帯だから、誰も注意出来ないんだな。滑走が始まっても通話は続く。さすがに周囲の冷たい目が気になったのか、「Have a good day / You, too」みたいなことを言って離陸する直前に電話を切ってましたけど。だから、最初の東洋人差別かな、と思われたアクションは、実はこの老婦人がDQNだったんだ、ということで私の中で解決したのでありました。だとしたら対処法は簡単で、関わらないこと。そんなわけで、この方とは目も合わさず機内での時間をやり過ごしたのでした。