旅のいろいろ2

乗り継ぎ地から日本へ。私は、機内ではあんまり映画とかは見ずに、モニターにはスカイマップとかいう、現在地とか速度とかが表示される画面だけを出しておいて、自分のパソコンで持ってきたDVDを見たりすることが多い。で、このモニターとやらが今日は不調で、出発した乗り継ぎ地からいつになっても進まない。食事を運んできたCAさんに、一応報告。食後に何度か再起動かけたみたいで、一応直ってた。どういう仕組みなんだろ。
今回の席はギャレーがよく見える場所だったので、CAさんがいかに忙しいかが観察できた。戦場だな。で、そんな中、ワインのコルク栓がギャレー脇の通路に転がったのだな。しばらく見てたんだが、CAさんは誰も気付かない。だもんでコーヒー持ってきたCAさんに、それを教えてあげたら、「失礼しました」と言って拾っていた。でもさ、「失礼しました」って言うと、何か私が苦情を言ったみたいでない? どっちかってーと、あれに躓いて転んだりする人がいるとアブナイし、それで何か負傷されてしまって、「お医者様はいらっしゃいませんか」みたいな話になっても、現場にすごく近いところに座っているなんちゃって産婦人科医としては困るじゃない。だから、「失礼しました」よりも「(教えてくれて)ありがとう」的な言葉の方が適切だと思うのだが、まあそれをいちいち言うのもなんかクレーマーみたいなのでやめといた。
キムタクの昔の飛行機ドラマのセリフじゃないけど、「乗客もシップの一部」みたいなキモチでいるので、安全運行に協力した、って感じなんだけど。だから、「着陸するから座席のリクライニングを戻せ」って言ってるのにいつまでも戻さない乗客とか、いつまでも携帯電話をonにしている乗客がいると腹立つのよね。ま、携帯電話が本当に運行に支障をきたすのか、というのは議論があるようだが、ここでは問題にしないことにする。「飛行機に乗ったら携帯電話を切る」ってのは、とりあえずルールだから。