自覚

某巨大掲示板・僻地スレより。

441 :卵の名無しさん [↓] :2008/04/24(木) 10:13:49 ID:07H3HAWUP
福島民報医療崩壊ネタの連載が始まってるが
医療崩壊の聖地・福島」という文言が載っててワロタ

その後、07H3HAWUP氏が記事の画像をアップしれくれた。

452 :卵の名無しさん [↓] :2008/04/24(木) 12:06:11 id:hMbSDmSC0
>451 感謝。テキスト起こした。


2008年(平成20年)4月24日(木曜日)


医療漂流 萎縮の現場から


 県立大野病院がある本県の太平洋沿岸部。
「ここは医療崩壊の聖地」
 地元関係者が自嘲(じちょう)気味に言った。同病院の産科医の逮捕後、高リスクのお産の扱いを取りやめる医療機関が各地で相次いでいるからだ。
 この地域で妊娠合併症など難しい症例を一手に引き受けるのは「いわき市立総合磐城共立病院」。産婦人科の常勤医は研修医を含め四人で、年約八百件のお産と約七百件の手術をこなす。
 産婦人科部長の本多つよし医師(四十八)は、以前勤務していた病院で四年前に担当した手術が忘れられない。
 初妊娠で双子が死産となってしまった四十代女性。胎盤が子宮に癒着して残り、無理にはがせば大出血の恐れがあった。
 子宮ごと摘出すれば母体への危険は避けられるが、次の妊娠への期待を持つ女性は術前、「何とか(子宮を)残してほしい」と強く訴えていた。
 抗がん剤を使って胎盤を子宮の中で消滅させる方法を選択。しかし治療の途中で大量の出血が起き、急きょ手術による子宮摘出に切り替えた。一命を取り留めた女性は「無理を言って迷惑をおかけしました」と謝罪したという。


453 :卵の名無しさん [↓] :2008/04/24(木) 12:07:53 id:hMbSDmSC0
>452 続き

 その後、県立大野病院で、子宮に癒着した胎盤をはがす手術中に妊婦が大量出血して死亡。逮捕された加藤克彦医師(四十)は医局時代の後輩だ。
「あの時、子宮摘出の決断が遅れていたら自分も…」と本多医師。”犯罪者”になっていた可能性にぞっとし「もう二度と同じことはしたくない」とため息を漏らす。
 厚生労働省の調査によると、全国の産科医療機関のうち二十四都府県の計七十七カ所が今年一月以降、お産の休止や取り扱い件数の制限を決めている。産科医不足が主な要因とされるが、医療関係者からは「大野病院事件の影響は大きい」との指摘が出ている。
 本県でも、今年三月に県立南会津病院の産婦人科医が退職したのを機に、六ケ所ある県立病院全てがお産を取りやめる事態となっている。
 いわき市立総合磐城共立病院には今、「肥満」や「胎盤の位置が低い」など、以前なら近隣の病院で対応していた高リスクとまでは言えない事例も、受け入れ要請が相次いでいる。
 数時間の睡眠で日に何件もの手術をすることもある本多医師は、大野病院事件の行方に大きな関心を寄せる。
「事故の可能性は常にある。有罪判決が出たら、自分は職場を去るしかない」

地元紙にこんな記事が載ったということは、多少、地元のマスコミも自覚が出てきたんだろうか? それとも、「お前が言うか」的な方針転換なんだろか?