性差別?

産科医療のこれから: 「男性医師の産科離れ」は産婦人科医療の危機にを読みましたよ。最初の会員数の性別グラフを見て、「お、結構コンスタントに入会してるじゃん」と思ったら、3年前のでした・・・今は快調に減ってるんですかね。
まあ私は男性産婦人科医だったワケですが、女医さんを強く希望する人にはあんまり会いませんでしたねぇ・・・どっちでもいいからちゃんとしてる人に診てもらいたい、という方が多かったんではないかと。女医さんを強く希望される患者様はちょっと私にとっては取っ付きにくい方が多かったので、私にとっては好都合でしたが、代わりに診て頂いた女医の先生には、御迷惑をおかけしたかもしれません。
確かに、女医さんの5生率は低いですね。近年、とみに低いですね。子供を持ちながら働くには、まだ未熟な労働環境なんだろう、と思います。ただ、最近話題になったこの記事ですが、
【連載企画「闘う臨床医」】(1)「小児医療の現場守る」自殺した父に誓う女性研修医の決意- MSN産経ニュース 魚拓(1/3ページ)  魚拓(2/3ページ)  魚拓(3/3ページ)
ここが問題の箇所。

 研修は分刻みのスケジュールだ。帰宅後も家事と子育てに追われ、就寝時間はいつも日付をまたぐ。職場では勤務時間を短縮し、当直も免除してくれているが、その分のしわ寄せは同僚たちにいく。周囲の配慮に感謝し、すまないと思う。


 「特別扱い」されている千葉さんに、指導担当だった男性医師は突き放すようにこう言った。


 「本当に教えたいことは、人手の足りない夜間や休日に起きる。でも、そのときあなたはいない。あなたに必要なのは子育てで研修じゃない」


 千葉さんは何も言い返せなかった。


 医療現場の過酷な状況は父の時代からまったく変わっていない。

「医療現場の過酷な状況」の話ではないと思うんだが。医師になって、最初の5年間は修業期間、という考えはもう古いんだろか。この時期の研修が一番大事だと思うんだがなぁ。某巨大掲示板・僻地スレではこんな感じ。

442 :卵の名無しさん [↓] :2008/05/04(日) 11:51:42 id:LY1Wz3ka0
つか、子育てはそれはそれで重要なもんだろ。片手間にできることじゃない。
お金がなくて仕方なく、っていうんじゃなきゃ、まず子育てに専念しろよと思うがなあ。
アメリカみたくベビーシッターの制度がきっちりできてるんならおもかくそうじゃないんだから。


あれもこれもは無理。
子育てから復帰できない、子育ての後研修ができない状況があるならそれが
問題で、両立のわがままをとがめる指導医に文句言うのは筋違い。

443 :卵の名無しさん [] :2008/05/04(日) 11:59:22 id:TgSb3q6J0
>>442
同意。
親が過労死するような状況を何とかしたいと医学部入ったのに、やってることはその
真逆。この人のせいで同僚たちの労働強度は上がり過労に追い込んでるわけで。


いったん休職して子育てに専念。子どもがある程度大きくなったら改めて小児科研修
に行くべき。再入学して小児科医になってる人もいるんだから。

445 :卵の名無しさん [] :2008/05/04(日) 12:14:22 id:OZVTSx+s0
小児科女医なんて、今時どこの医局にもいる訳だから


「結婚はともかく、妊娠するのは後期研修終了まで待ったほうがよい」
「ダンナと相談して、ヒマな病院出向中や大学院・留学中に子作りする」
「妊娠したら保育所だけでなく、頭をさげて実母・義母・ベビーシッター確保」


といった、なるべく周囲に迷惑をかけずに研修&育児を両立する知恵を学ぶ機会はあっただろうに。

難しい問題だとは思うが、この点についてはちゃねらーの方々に同意。
それよりも、「産科医療のこれから」のこのコメントの方が、実は重大なのかも。

「女性医師に働きやすく」という文言をみるたびに、実は私は吐気がします。


私の勤めていたどこの病院も、現在の病院も、所詮口だけ、いまだかって女医が働きやすい病院などみたこともありません!
(いかに女医が男性医師に比べて働きづらいか、看護師さんの女医への嫌がらせを考えただけでもわかっていただけるとおもうのですけれどね(笑)。)


投稿: 僻地の産科医 | 2008年5月13日 (火) 13:08

まあ一旦、軽めに崩壊してから、医療従事者の労働環境を中心とした復興が行われる、という方向を祈るしかないんでしょうか。どこかにも書いてありましたが、女性が働きやすい職場は、男性も働きやすいんだと思いますけど、そういうところは少ないんでしょうなぁ。