早産予防

早産予防、子宮頸管に注目 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「普及を望みたい」って、研修医終わって一般病院で働いていた頃に、同じような基準ですでにやっていたけど、まだやってないところがあるのか? このタイミングで記事にするような何かあるのかな?
以下は記事。

早産予防、子宮頸管に注目

 早産の危険がある妊婦に対し、産婦人科医らでつくる「日本早産予防研究会」(代表=岡井崇・昭和大産婦人科教授)は、子宮の頸管(けいかん)の長さに着目した早期入院管理を行うことで、早産の予防に取り組んでいる。

 早産は妊娠22〜36週の出産を指す。おなかの張りや、下腹痛、出血などを機に入院することが多いが、症状が出てから入院したのでは十分な早産予防は難しい。

 同研究会は、早産が迫ると、子宮と膣(ちつ)を結ぶ頸管が子宮側から徐々に広がり、管の部分が短くなることに着目。妊娠16〜24週での超音波検査で頸管の長さが30ミリ以下の場合には、早産の危険があるとみて、1、2週おきに検査を行い、25ミリ未満になれば入院してもらう。入院後は、感染による炎症を防ぐために膣内の洗浄を行うことや、頸管を糸で縛って早産を防ぐなどの方法を提唱している。

 日本医大多摩永山病院(東京・多摩市)では03年からこの管理法を実施。31週未満の早産の割合は、特別な対策を取っていなかった時期の2・2%に対し、1・0%に半減した。同院女性診療科・産科教授の中井章人さんは「頸管の長さの測定や、頸管を縛る手術、膣内洗浄は、どこの施設でも行える治療であり、普及を望みたい」としている。
(2009年6月25日 読売新聞)