公平・無料・国営を貫く英国の医療改革

公平・無料・国営を貫く英国の医療改革 (集英社新書)
内容(「BOOK」データベースより)
無料で公平な医療を全国民に―この理想を掲げて一九四八年、英国の医療システム(NHS)は誕生した。以来英国民はこの制度を誇りにしてきたが、九〇年代には患者の手術待ちが数カ月に及ぶなど、種々の問題が表面化して崩壊の危機に陥った。この事態に果敢に立ち向かい、二〇〇一年から一〇年計画で劇的な改革へと導いたのがブレア以降の労働党政権である。効率化と患者中心の医療の実現など、英国の医療改革の全貌を紹介するとともに、やはり医療の崩壊が叫ばれて久しい日本の制度改革へ向けた具体策を提言する。

今の日本に、どこの国のシステムを導入したとしても、医療従事者にとっては明らかに今よりはマシで、患者にとっては改悪になるでしょうけど。