世紀の誤審 オリンピックからW杯まで (光文社新書)

世紀の誤審 オリンピックからW杯まで (光文社新書)
内容紹介
故意か過失か? それとも偏見か? 大舞台での「誤審」の真相

二〇〇三年八月にパリで行われた世界陸上で、末續慎吾は男子二〇〇メートルで銅メダルを獲得した。(中略)
しかし肝心の決勝レースでは不可解な出来事が起きた。八人の決勝進出者が「位置について」の号令でスタートの位置につき、精神を集中させているときに、競技役員が末續に注意を与えにいったのである。映像で判断する限り、スタートの足の位置が問題のようで、末續は仕方なく左足のブロックを約一〇センチ下げ、スタートすることになった。(中略)
競技役員は、末續独特の両膝をつくフォームに異議を唱えたのだった。両膝だけではなく、片膝だけをついてスタートするように勧告したのである。この勧告、実は紛れもない「誤審」だった。(本文より)

まあ人間がやることですから、仕方ないとはいえ。ちょいと面白そうな内容ですね。