医療崩壊の真犯人 (PHP新書)

医療崩壊関係・新刊。

医療崩壊の真犯人 (PHP新書)
内容
救急患者の「たらいまわし」、医療ミス頻発、医師不足、地域医療の荒廃、患者負担と保険料負担の増加…。医療制度に対する国民の不信・不安は、ここ数年で著しく高まっている。二〇〇〇年のWHOの発表で保健衛生システムの目標達成度が世界第一位と評価された日本が、なぜ医療崩壊への道を突き進んでしまったのか。財務省から厚生労働省へ出向中に医療制度改革に携わった元官僚が、医療制度のゆがみとそれを生んだ政策決定の過程を解説。さらに安心・信頼できる医療制度構築への方向を示す。

著者が元官僚の方であるというのはこれまでになかったパターンかと(私が知らないだけかも知れないが)。冒頭から「たらいまわし」と言っているが、著者が意識してるかどうかは分からないが「かぎかっこ」が終始ついているので好感。内容はとくにトンデモナイことは書いてないし、政治についてもしっかり触れてあり、まあ良書かと。