運が・・・

臨床系の講座に所属している友人の話。学位取得後に、大学のスタッフに登用され頑張っている。
ある年に、医局に代々伝わる専門学校の講師のバイトが、教授からの指名で回ってきた。教える仕事それ自体は大した負担ではないのだが、このバイトを10年ほど続けた前任者計3名が、覚えめでたく皆どこかの教授になってるということで、通称「教授バイト」。だから、その友人も、教授への道はまだまだだけど、このバイトを続けてれば大学教授になれるんでは、なんて思っていれば悪い気はしなかった。
バイトを始めて3年目、その専門学校は突然廃校に。当然「教授バイト」も無くなってしまった。まあ、その友人の昇進への道が閉ざされたわけではないんだけど、胸中は複雑なんだそうだ。まあ、本分たる臨床なり研究なりでまず業績を挙げるのが大事なんだが・・・
その友人、しょーもない懸賞とかでよく当たって小さく運を使ってしまうところが私とすごく似ているので、他人事とは思えない。小さく運を使う代わりに、大きなものを逃してるようで、どこか不安なんだよな。