対応に苦慮している

山口の件で、昨日第1回口頭弁論があったらしいんだが、どんなだったかあまり情報がない。中身が無かったのかな。そんな中、こんな記事が出た。
asahi.com(朝日新聞社):「ホメオパシー」トラブルも 毒薄め妊婦や乳児に処方 魚拓

 助産師会の岡本喜代子専務理事は「ホメオパシーを全面的には否定しないが、ビタミンK2の使用や予防接種を否定するなどの行為は問題があり、対応に苦慮している」と話している。

もうね、アホかと。
「対応に苦慮」ってのが分かりませんな。「苦慮」する以前に、こんなことしてる人は全然ダメじゃん。そういう行為をする人は助産師会除名でいいんでないの? と思ったら、

 テレビ番組で取り上げられたこともある有名助産師で、昨年5月から日本助産師会理事を務める神谷整子氏も、K2シロップの代わりとして、乳児にレメディーを使ってきた。

 取材に応じた神谷理事は「山口の問題で、K2のレメディーを使うのは、自重せざるを得ない」と語る。この問題を助産師会が把握した昨年秋ごろまでは、レメディーを使っていた。K2シロップを与えないことの危険性は妊産婦に説明していたというが、大半がレメディーを選んだという。

「K2シロップの代わりとして、乳児にレメディーを使ってきた」カリスマ助産師自爆キターーーー!! 「自重せざるを得ない」で吹きました。
理事クラスの人もやってるから上記の専務理事さんは「苦慮」してるんですかね。カリスマ助産師様におかれましては、ちゃんと説明した上で妊婦さんがレメディーを選択してるから自己責任みたいな書き方だけど、「大半がレメディーを選」ぶような説明ってどんな説明だよ? そんな誘導的説明をしている時点で、そもそもダメなんじゃないかと。まあ、理事クラスの人が、「自重せざるを得ない」なんて言ってる段階でこの団体の倫理観は見えたような気がしますが。私の周りにいる助産師さんたちはフツーの倫理観の人たちばかりだから、ほんの一部の人たちなんだろうけど。
朝日新聞は、この件に関しては、こんな記事魚拓)も書いているし、なかなか頑張ってるな。
<追記>NATROM先生の記事リンク集が秀逸。