本当か? 助産所のホメオパシー

asahi.com(朝日新聞社):助産所の1割でホメオパシー ビタミンK2与えぬ例 - アピタル(医療・健康) 魚拓
36助産所でホメオパシー 過去2年間 ビタミンK2投与せず (産経新聞) - Yahoo!ニュース 魚拓
先日、やらんよりはマシって程度 - S.Y.’s Blogで触れた件。結果が発表されるのが意外に早かったことは評価できるだろう。で、その結果だけど、K2レメディーだけを投与してたってところも結構あって、びっくり。正直に申告したことを褒めるべきなのか、実はこれは氷山の一角で申告してないところもあると見るべきなのかは、ちょいと分からん。「本当か?」ってのは、「36施設もあったのか?」という意味と、「本当に36施設だけなのか?」と両方含んでいる。

助産師会は会員の開業助産所433カ所を対象に実態調査を実施。分娩(ぶんべん)業務を休止している19カ所を除く414カ所から回答を得た。その結果、ビタミンK2の投与はすべての助産所で行われていたが、砂糖玉のみを投与し、ビタミンK2を投与しなかったケースが過去2年間に36カ所であった。砂糖玉のみを投与した理由は「薬剤拒否の妊婦からの強い希望があった」「ビタミンK2と砂糖玉の両方を説明した結果、妊婦が砂糖玉を選択した」などだった。

理由については、フーンという以上の印象はないが、「薬剤拒否の妊婦からの強い希望があった」についてはまあそういう人もいるから仕方ないにせよ、「ビタミンK2と砂糖玉の両方を説明した結果、妊婦が砂糖玉を選択した」については、ハッキリ言って助産師の誘導でしょ。普通に説明したら砂糖玉を選択しないもんさ。で、助産師という、国家資格に裏付けされた人が行う業務としては、「薬剤拒否の妊婦からの強い希望があった」としても、ビタミンK2の投与を行うように辛抱強く説得するのが本筋と思うがどうよ?という気もする。
<追記>琴母さんとかぶりました・・・このパターン多いな。