グラズノフの交響曲

グラズノフ:交響曲第1番, 第4番
交響曲第1番はグラズノフなんと16才時の作品です。後の作品と比べるとぎこちなさは残しますが、青年らしいさっぱりとした歌い口は、既に聴かせどころを押さえています。一方その12年後に書かれた交響曲第4番は、ロシア音楽中毒者御用達の風情を濃厚に漂わせた充実作です。中庸なテンポでロマンティックな旋律が心ゆくまで歌われる第1楽章、民族色豊かなスケルツォの第2楽章、序奏に引き続く一大ファンファーレからエネルギッシュに突進する第3楽章と、3つの楽章が三様に魅力満点です。

4番が好きで購入したのだが、1番が16才の時の作品とは知らなかったよ。