あちこちで医師不足。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000001-cnc-l20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000014-kyt-l26
Yahoo!ニュースの「医師不足」欄を見ていると、色んな病院が医師不足だが、産科と小児科が圧倒的に記事数として多いような。

下伊那赤十字・産科存続を 母親ら署名活動
 【長野県】松川町元大島の下伊那赤十字病院で、産婦人科医が欠員になり、3月中旬以降、お産の受け入れが難しくなった問題で、同病院でお産をした母親たちが6日、医師確保を求める署名活動を始めた。
 同病院では、現在産婦人科医が2人おり、年間約300件のお産を扱っている。担当医の1人が3月で退職することになり、同病院では代わりの医師を昨年7月より探している。しかし、全国的に小児科医や産婦人科医不足が問題となっていて、難航。同病院の佐藤和仁事務部長(56)は「担当医が1人では、緊急時の対応に不安が出てくる。代わりの医師が確保できなければ、3月中旬以降、受け入れを断らざるをえない」と苦渋の表情で話す。
 こうした問題を受け、同病院で出産した母親を中心に、産婦人科医確保によるお産受け入れ継続を求める声が起こった。今月1日には母親たちと松川町の竜口文昭町長や周辺町村の議員も参加して「産院減少問題北部地区学習会」が開かれ、5日には母親たちを中心に「心あるお産を求める会」が発足した。
 同会会長の中川村の松村道子さん(34)は「下伊那赤十字病院では、出産の時に心あるケアを受けることができた。母親にとって出産は大事なスタート。ぜひ存続してほしい」と話す。同会では田中康夫知事や県議会議長に提出する署名活動を進め、6日には下伊那赤十字病院にも署名簿を置き、協力を呼びかけている。 (中山 岳)
中日新聞) - 2月7日11時13分更新

「〜の会」をつくって「署名活動」っていうの、もう一連の流れとして定着したみたいで。「心あるお産を求める会」ってすごいネーミングだな。「心あるお産」の定義を聞きたいとな。病院じゃなくても、助産院とかでいいんじゃない?っていうかそもそも、医師2人で300の分娩を扱うっていう中途半端な規模の病院が問題なんじゃ? 2人で300と、4人で600は意味が全然違うのだ(当然4人で600の方が圧倒的にラク)。

4月から分娩受け入れ休止 京丹後市立弥栄病院  
 京丹後市立弥栄病院(京都府弥栄町溝谷)は、医師確保のめどが立たないため、今年4月以降の分娩(ぶんべん)受け入れを休止している。市内では民間の丹後ふるさと病院(網野町小浜)でも出産できるが、受け入れ数には限りがあり、すでに9月までの予約は埋まっている。自宅や親元近くでお産ができない状況にもなり、市は「早急に医師を確保して再開したい」としている。
 現在、弥栄病院産婦人科には大学病院から派遣された常勤医師2人がいるが、3月末と6月末での異動が決まっている。7月からは非常勤医師1人を確保し、婦人科は継続することになったが、深夜の緊急呼び出しが多い産科の対応は難しいと判断、昨年11月末から受け付けをやめた。
 同市の年間出生数は、昨年で467人。同病院では昨年1年間で、約250人の出産を扱った。弥栄病院の分娩休止以降、ふるさと病院には、市民や里帰り出産を希望する妊婦の申し込みが相次いでいるが、月20人の受け入れ可能人数を超えると断らざるを得ないという。弥栄病院では、府立与謝の海病院(岩滝町)や公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)など、近隣の病院を紹介して対応している。
 産婦人科医の不足などを背景に、分娩の休止は全国の自治体病院でも起きている。弥栄病院は「不十分な体制で出産を受け入れるわけにもいかない。地元で安心して産める環境を早期に取り戻したい」と話している。(京都新聞) - 2月7日11時29分更新

一度なくなったものは、取り戻すのは難しいよ。もう2人って規模の病院は止めようよ。最低4人とかルール作ってさ。