とうとう起訴。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000267-kyodo-soci
引用した記事は、まだ良心的に書いている方だと思う。他紙は、もっとヒドイ書き方をしている。
この社会で生きていくには、マスコミは敵に回さない方がいい、と痛感した一例。というより、マスコミ沙汰にならない生活を心掛けよう、と心から思う。これから数年の間に、日本の医療の荒廃が始まっていくのを、そっと、見守りたい。

帝王切開の執刀医を起訴 福島県立病院医療事故で
 福島県大熊町福島県立大野病院で2004年、帝王切開した女性=当時(29)=が死亡した医療事故で、福島地検は10日、業務上過失致死と医師法違反の罪で、執刀した医師加藤克彦容疑者(38)=同県大熊町=を起訴した。
 起訴状などによると、加藤被告は04年12月17日、帝王切開の手術を執刀した際、胎盤の癒着で大量出血する可能性があり、生命の危険を未然に回避する必要があったにもかかわらず、癒着した胎盤を漫然とはがし大量出血で福島県楢葉町の女性を死亡させた。また女性の死体検案を24時間以内に警察署に届けなかった。
 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は、加藤被告の起訴について「術前診断が難しく、治療の難度が最も高い事例で対応が極めて困難。産婦人科医不足という現在の医療体制の問題点に根差しており、医師個人の責任を追及するにはそぐわない部分がある」との声明を発表。(共同通信) - 3月10日21時43分更新