厚生労働省って・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060524-00000002-san-soci
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/05/post_d6f6_7.htmlで知ったのでトラックバック
昨日取り上げた記事、もそうだが、その分析は正しいのか? 
厚労省は『進路を固めていない研修医は多く、診療内容に興味を持たせる研修の工夫が進路を分ける』とみている。」
いや、研修の工夫ってよりも、世論の動向っていうか、社会状況の変化、もファクターの一つと思いますが。案外、若い人たちは世の中を見てますよ。自分に損な選択はあんまりしないもんで。
厚労省は『きついとされる診療科でも、研修医が多く集まる大学病院がある。一般、大学にかかわらず、学びたくなる工夫が大切』と話している。」
きついとされる診療科でも、多く集まる大学病院がある、ってのは、そこのマンパワーが充実してるからでしょう。キツイとされる診療科で、人が集まらない大学病院は、マジでヤバイから、人が逃げていくわけで。それは、学びたくなる工夫というより、生き残る努力、というか。うまく言えないけど。

臨床研修医 3割、進路を変更 小児科希望は微増
 医師の新臨床研修制度の一期生として、今春、二年間の必修初期臨床研修を終えた研修医の三分の一が、研修中に進みたい診療科を変更していたことが二十三日、厚生労働省の中間まとめで分かった。厚労省は「進路を固めていない研修医は多く、診療内容に興味を持たせる研修の工夫が進路を分ける」とみている。
 調査は初期研修を修了した研修医約七千三百人に実施。二千五百人分(34%)について中間的にまとめた。
 研修修了後の進路割合は内科14・4%、外科8・5%、小児科8・4%、麻酔科6・4%、産婦人科4・8%、皮膚科3・9%など。平成十四年の医師調査時の二十歳代の医師の診療科別割合に比べ、約10ポイント減った内科以外は、大きな変化はなく、小児科は1・6ポイントの微増だった。
 勤務の忙しさが指摘されている診療科について進路変更の理由(複数回答)を分析したところ、小児科から他科へ進路変更した人の場合、他科に興味がわいた80・6%▽小児科が大変だと思ったから30・6%▽興味がそがれたから29・0%−だった。
 また、産婦人科については、あきらめた人と新たに希望した人がほぼ同数いた。
 一方で、比較のため調べた皮膚科では、別の科へ変更した人よりも、別の科から移ってきた人が多かった。研修して興味がわいた84・6%▽以前希望した科が大変だと思った46・2%−などの理由だった。
 また、初期研修修了後の進路は、外科、内科、小児科といった一般的な診療科ほど一般病院に進む傾向が強く、大学病院に進むのは眼科や皮膚科、耳鼻咽喉(いんこう)科など一般病院で専門的に学ぶことが難しい診療科だった。
 厚労省は「きついとされる診療科でも、研修医が多く集まる大学病院がある。一般、大学にかかわらず、学びたくなる工夫が大切」と話している。(産経新聞) - 5月24日3時36分更新