サイトウキネンフェスティバル松本2006に行ってきました!

メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」を聴いて来ました。
昨年も、バースデーコンサートに行っているのだが、普通のプログラムのコンサートとしては、2004年のバルトーク・プログラム以来ということになる。私は小澤征爾マニアだからいいようなものの、サイトウキネンのプログラムはマニアックな曲が多い。私も、「エリア」なんて初めて知ったよ・・・SS席に着飾ってくるセレブたちは、曲わかってんのか? ちゃんと予習してきたか? と思わずツッコんでみたくもなるが、人のことはいい。まずは自分。というわけで↓で予習。

メンデルスゾーン:エリア
指揮: ブロムシュテット(ヘルベルト)
演奏: ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

スコアも購入して検討してきたよ。まあでも演奏後にも思ったが、隅々まで楽しみ尽くそうと思ったら、自分で振れるくらいまでスコア読み込まんとダメだな。そんなヒマなかったのだが。
演奏は、3日目ということもあってこなれてきた様子。タイトルロールのジョゼ・ヴァン・ダムが秀逸。合唱・オケがtuttiとなるところではやや荒い印象もあったが、合唱の声量も十分で満足。小澤征爾さんの気合が伝わってくる演奏。命を削っているような印象も感じられるよ。
さて、演奏後は、例によって出待ち。小澤さんも病み上がりなので多少こちらも気が引けたが、渡米前最後ということでお守り代わりにサインを頂く。以前もやっていたが、私はスコアにサインを頂くのが身上。楽屋口前で待っていると、演奏者の撤収が案外早い。明日もあるからかな。まずはジョゼ・ヴァン・ダムさんから。「難しい曲ですね」と言うと、「そうだね」とおっしゃったよ*1。んで、小澤ファミリーが出てきたりして、最後に小澤さん。机に座ってサインの準備をされている。マネージャーさんが、小澤さんの前にサインする対象のものを次々を差し出す。わんこそばのおかわりみたいな感じね。サインを何に書くかといえば、ポスターとか、CDとかの人もいるが、殆どの人はプログラムである。やっぱり、スコア持参は私だけ。んで、いよいよ私の番になった。小澤さんは、「おい、スコアだよこれ」とマネージャーらしき人に話しかける。「どこの版かな。ああ、同じだよ。へぇ〜」などと私のスコアをパラパラめくる。他の人のサイン時間よりも長かったよ。サイン書きはあまりに単調な作業で苦痛だと思うので、中に一人くらい、「おっ」と変化を感じるようなウケ狙いの人がまじっていてもいいんでないかという私の狙いなのだよ。まあ、今回は小澤さんにウケたことにしていいと思う。
というわけで、充実したコンサートでした!

*1:当然日本語ではない