大淀病院産婦死亡事例 2006/11/14 KTV妊婦死亡の波紋

YouTube
いつまで見られるかはわかりませんが。ニュースの画像。
えぶりでい新聞とかえぶりでい放送よりは多少マシだけど、やっぱりお涙頂戴系のまとめ方になってますよ。他の医療被害者関係の団体とかもそうだけど、「被害者」とか「遺族」とかいう方々が出てきてしまうと、もうそこから何も進まないのですよ。だって彼らに強く何かを言い返したり、批判したりはできないじゃない。だから、言いたいことがあっても、黙ってしまいます。そんなわけで、やっぱり医療側にやましいことがあるんじゃないか、ヒドイ医者ばかりだ、と医療不信が盛り上がって、そんな中で医療側の士気も下がりまくって、黙って立ち去ってきたわけですね。
だから、報道機関が、同じような方向性で、こういった問題を取り上げたところで、何の改善も対策も進まないでしょう。一方的な、感情的な報道は、何も生み出さないでしょう。じゃあ、医療側の意見を積極的に取り上げればいいかと言うと、医療者ってマイノリティーだし、そんなことしても視聴率も取れないし多分苦情が来たりするだろうし、医療側を叩いとけば世間にウケるし。そして、そういった報道に対してますます医療者の士気は下がっていって・・・無限ループですな。焼け野原になってしまったところで、初めて失った何かに気付くのだろうか。
医療崩壊の先進国として、よくイギリスが引き合いに出されるけれど、ここのサイトの「イギリスで病気になってはいけない」のところを読むと、絶望的な気分になりますけど。5年後くらいの日本かも知れませんよ、皆さん。
<追記>イギリスの医療については、http://sword.txt-nifty.com/guideboard/2006/11/post_8da5.htmlにその概略が説明されてます。わかりやすいです。