ツッコミ甘いよ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070108-00000002-spn-spo
最初事件のことを読んだとき、まあ何とか復活の道を、とも思ったが、この詳細な記事を読むと、もうこの選手はダメなのではないか、と。無免許で何年間も、って、何だよ、と思う。この選手、阪神時代に、何回か先発を任せられてはダメダメだったことしか印象がないんだけど、いろいろダメダメみたいですな。それでも、

前川容疑者に関しては今後、刑事処分いかんによっては解雇の可能性もある。しかし雑賀球団社長は「個人的には28歳の青年を切り捨てていいのか、と思う」とし、さらには「(球団幹部ら)管理者の処分は考えていない」との見解を示した。

ということらしいので、この会社自体がダメな体質なのではないかと。業界全体がダメだって言われないように、球団として毅然とした対応をして欲しいですな。まずは即解雇、温情を示すとすれば、刑事処分の後に、まだ野球をやる意志があれば、育成選手枠でも続けるか?その程度でしょう。それでも甘いかな。
以下は記事。

前川 無免許ひき逃げで無期限謹慎(1月8日6時5分配信 スポーツニッポン
 大阪府警南署は7日、オリックス投手の前川勝彦(本名・克彦)容疑者(28)を道交法違反(ひき逃げ、無免許運転)と業務上過失傷害の疑いで逮捕した。前川容疑者は6日午後、無免許で乗用車を運転し、自転車に乗った女性をはねながら救護せず逃走した疑い。緊急会見した球団側は無期限謹慎処分を科すことを決めたが、実刑などの刑事処分が下れば解雇される可能性がある。
 午後4時から大阪市北区の球団事務所で緊急会見したオリックス・機谷(はたたに)俊夫球団代表は「一般の人より社会的影響力のある野球選手が事件を起こし、深くおわび申し上げます」と、沈痛な表情で深々と頭を下げた。この日朝に一報が入ったが本人からの直接の連絡は一切なし。球団側は事実関係の確認とともに対応を協議し、午後7時半には休暇先から戻った雑賀忠夫球団社長が会見に臨んだ。
 調べによると前川容疑者は6日午後2時頃、乗用車を無免許で運転。大阪市中央区心斎橋筋2丁目の国道25号(御堂筋)と市道の交差点で、自転車で横断歩道を渡っていた同市港区の歯科衛生士の女性(28)をはねた。女性は転倒、両ひざ打撲など1週間の軽傷を負った。事故後、両者は口論となり、同容疑者は近くにいた警察官に免許証の提示を求められると逃走。ナンバーから所有者が割り出された。ジムからの帰りで「選手生命が終わると思い、怖くなって逃げた」と話し、容疑を認めているという。
 前川容疑者は02年12月、速度違反などで免許取り消しになった。その後、本人は周囲に再取得したと説明。愛車ベンツで自宅と球場を往復するなど、無免許での運転を続けていた。にもかかわらず球団側は「無免許だとは把握できていなかった」(機谷代表)。03年にはマック鈴木投手が酒気帯び運転、山本拓司投手がスピード違反をしているが、そうした教訓が生かされていないことが露呈した。今月下旬にも大阪府警から指導者を呼んで講習会を行う予定で、免許の有無を確認するため、コピー提出を義務づけたい考えだが、遅きに失した感は否めない。
 前川容疑者に関しては今後、刑事処分いかんによっては解雇の可能性もある。しかし雑賀球団社長は「個人的には28歳の青年を切り捨てていいのか、と思う」とし、さらには「(球団幹部ら)管理者の処分は考えていない」との見解を示した。4年間以上にわたり、無免許運転を続け、さらにはひき逃げ。前川容疑者の非常識さはもちろん、球団側の姿勢を批判する声も起こりそうだ。
 ◆前川という男 前川は近鉄時代から“お騒がせ男”として知られていた。伝説となっているのは「11月31日事件」。98年の12月1日に予定されていた契約更改交渉を無断欠席し、翌日に受けた事情聴取では「きょうは“11月31日”だと思っていた」と釈明。球団から1年間の外出禁止、合宿所の掃除当番を命じられるとともに運転免許証も取り上げられた。
 翌99年の4月29日のオリックス戦(GS神戸)では8回にプロ野球ワーストタイとなる5連続四球を記録。降板後には当時の佐々木恭介監督からベンチ裏で正座をさせられた。またこの年の夏には2軍調整中の藤井寺球場でチームメートとふざけていて階段で転倒。左手小指を骨折し、佐々木監督は「バカは死ぬまで治らん」と激怒した。
 さらに00年のサイパン・キャンプでもオフに課されていた減量の目標を達成できず、キャンプ初日のウオーミングアップ中にナインの前で小林繁投手コーチが断髪式を敢行。こうした野球以外の面で注目されることが多く、01年の宮崎・日向キャンプの宿舎の部屋割りでは、選手でただ1人、首脳陣と同じフロアとなったこともある。