徹底的にやってくれればよかったのに。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070201-00000004-mai-soci
医療大好きえぶりでぃ新聞にしては腰の引けた記事だことで。もっと徹底的に叩いて欲しい(はぁと)。それはともかく、徹底的に議論して、刑事でしっかり裁判して、どっちが悪いか白黒ハッキリつければ良かったんだよ。堀先生はじめ関係者の方々には、スケープゴートになってしまって大変申し訳ないのだけど。もし、それでも産科が悪いということになれば、全国で一斉に看護師の内診取りやめ、分娩取り扱い終了、って流れになったのに。引き金を引くのを、横浜地検はためらったのだな。ヘンなところに良心が残ってるな。引き金を引きまくったF島地検とそこが違うところで。
まあ、まだ検察審査会とか、何かいろいろあるみたいだから、起訴の可能性は残ってるよな。看護協会とか、厚労省とか、背中を押す流れの人たちの頑張りに期待。
以下は記事。

<無資格助産書類送検の院長を起訴猶予処分 横浜地検方針
2月1日3時3分配信 毎日新聞
 横浜市瀬谷区産婦人科病院「堀病院」の無資格助産事件で、横浜地検は週内にも、保健師助産師看護師法違反容疑で書類送検された堀健一院長(79)を起訴猶予処分にする方針を固めた模様だ。同様に書類送検された看護師ら10人も起訴猶予または不起訴にする方針。産科医・助産師不足を背景にした無資格助産が各地で行われており、起訴すれば産科医療に深刻な影響を与えることや、神奈川県警による家宅捜索や報道で既に社会的制裁を受けていることなどを総合的に考慮したとみられる。【伊藤直孝、野口由紀】
 堀院長と看護部長は03年12月〜昨年5月、計17人が出産した際、助産師資格のない看護師や准看護師計9人にお産の進み具合をみるため産道に指を入れる内診をさせた疑いで昨年11月、書類送検された。看護師ら9人は内診をした疑い。
 これまでの調べで、無資格内診は03年11月以降、約3万9000件に上ることが判明。さらに、分〓(ぶんべん)を誘発するために妊婦の卵膜を破り破水させる人工破膜を看護師にさせていたことも分かった。地検は悪質な無資格助産を裏付ける事実とみて捜査を進めてきた。
 しかし、地検は(1)堀院長は「厚生労働省が04年に出した『医師の指示下でも看護師内診は認められない』との通知は見解に過ぎないと思っていた」と主張している(2)日本産婦人科医会は「看護師による内診そのものは母体に健康被害を及ぼさない」との見解を示している(3)同医会は1960年代から、助産師不足に対応するため産科看護師を独自に養成し、各地で看護師による内診が行われてきた――などの点を考慮。無資格助産の危険性の十分な立証は難しいうえ、起訴すれば産科医療に及ぼす影響が大きいと判断した模様だ。