だからもっと分析を

細かい分析は避けているのか、あえて書かないだけか。
Yahoo!ニュース - 京都新聞 - 防げ早期離職 新人看護師を宿泊研修 京都府、新年度から
いやだから辞める、ハッキリしてていいですね。医師も、こういう方向でしっかり意思表示しなければならん時代なのかも知れない。
で、

 新人看護師の離職が全国的に増えている背景には▽実技の履修時間の変更などで看護学生による注射や採血などの機会が減った▽看護師不足から各病院が現場研修に十分な時間をとれなくなっている−などが要因とされている。

ふむ。「全国的には」そうなのだろう。で、

 府内の1年以内離職率は15・5%(2005年度、府看護協会調べ)で、全国平均(9・3%、日本看護協会調べ)を大きく上回っている。

ここをしっかり分析しないといかんのでは? 京都が、特に現場研修に時間がとれてないのか、とか、もっと深刻な原因が・・・とか、何かあるでしょうに。書けないことだったりして。で、その対策が

新人看護師を対象にした1泊2日の研修を実施し、気軽に患者に様子を聞く方法など現場で培われたノウハウを教える。先輩看護師による助言やレクリエーションなども企画し、悩み解消や意欲回復につなげる。

だいじょぶか?それで。先輩に1泊2日監禁されたら、より辞めそうな気も・・・

1日研修も行う。薬の管理法や心電図の見方など基本的な知識や技術をあらためて教えることで、現場での実践に生かしてもらう。

んーと、それは一日研修ですることなんですかね。「薬の管理法」なんてのは、ローカルルールがかなりありそうだから、院内研修がいいだろうし、「心電図の見方」なんて一日じゃ無理でしょう。「基本的な知識や技術」なんて、学生の時にしっかり仕込むか、病棟で仕込むかで、一日研修で得られるのはワンポイントレッスン的なことか、「へぇ〜」みたいな知識かと。大体、看護学生の実習、あれなんとかしなきゃいかんのじゃないの? 私が昔見た光景では、病棟のすみで邪魔者扱いされたうえ、課されるのはむやみに長いレポートなんでしょ? だったら実戦的にガンガン仕込んだ方が時間の有効利用ってもんで。と思ってみても、実際のところ「患者様」が学生実習に協力頂けない場合もあるようで、長文レポートってのも仕方のないことかとも思われる。
以下は記事。

防げ早期離職 新人看護師を宿泊研修 京都府、新年度から
3月22日9時28分配信 京都新聞
 就職したのに、すぐに辞める新人看護師の増加が医療現場で大きな問題となっていることを受けて、京都府は新年度から離職防止策を本格化する。先輩看護師との交流や泊まりがけの研修を行うなど職場環境を整え、新人に仕事を続ける自信を回復してもらう。
 現場での戸惑いや、患者とのコミュニケーション能力の不足などで、仕事に嫌気を感じる新人が多いという。新人の早期離職が、看護師不足や激務に拍車をかけているとの指摘もある。
 府内の1年以内離職率は15・5%(2005年度、府看護協会調べ)で、全国平均(9・3%、日本看護協会調べ)を大きく上回っている。
 離職防止策は、府看護協会に委託して行う予定。新人看護師を対象にした1泊2日の研修を実施し、気軽に患者に様子を聞く方法など現場で培われたノウハウを教える。先輩看護師による助言やレクリエーションなども企画し、悩み解消や意欲回復につなげる。
 また、1日研修も行う。薬の管理法や心電図の見方など基本的な知識や技術をあらためて教えることで、現場での実践に生かしてもらう。
 府は「経験や蓄積が必要な看護師が1、2年で辞めれば、チーム医療にもひずみが出る。離職率を下げて、安全な看護を提供する環境をつくりたい」(医療室)としている。