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Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <タミフル>9歳女児が異常行動 インフルエンザ陰性
昨年まで、「タミフルマンセー」だったマスコミが、今年になってタミフルバッシングに変化。そしてそれを受けて立つ製薬会社。日経のネット記事にさえも、「タミフル、販売やめない」:NBonline(日経ビジネス オンライン)などとかなり煽りの入ったタイトルの記事を載せられてしまう。この闘い、どうなるか。
医師の大多数は、冷めた目で見てる人が多いんじゃないかなぁ。科学的には、かなりの服用数(N)があるはずなのに、重篤な合併症がこれだけなら、かなり副作用発生率としては低くて、優秀な薬、という評価になるからだ。一方で、副作用を理解し覚悟してる人だけ飲めばいい、という論調もあるし、第一、日本は処方しすぎなんだろう。本当に必要な人だけ飲めばいいのであって。
そういう科学的な視点は、あんまり取り上げられないんだよなぁ。専門家の意見を聞かない世の中だし。以下の記事も、両論併記のように見えるけど、記事の方向性としては、タイトルの付け方からして、タミフルバッシングしたい気マンマンだよね。
<追記>この記事から、日本の今の国民性の問題が透けて見える。

女児は9歳だった昨年3月、近くの開業医を受診した。39度の発熱で風邪と診断されたが、家族の要望でタミフルや解熱剤などを処方された。

要望されたら従わざるを得ない今の医療側の弱い立場がよくわかる記述ですな。開業医さんの診断は多分間違ってなかったわけで。

女児はタミフルを服用した後に就寝したが、2、3時間後に目覚め、叫んで家の外へ飛び出そうとした。家族が体を押さえ、異常は5分ほどでおさまった。

これでいいんでない? タミフル投与後は、家族がキッチリ監視する。今後の異常行動への対応はこれがスタンダードになっていくのではないでしょうか。
以下は記事。

タミフル>9歳女児が異常行動 インフルエンザ陰性
3月28日15時3分配信 毎日新聞
 インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に家を飛び出そうとするなどの異常行動を起こした女児が、その後の検査で、インフルエンザではないとの結果が出たことが28日、分かった。こうした患者が明らかになるのは初めて。タミフル服用後の異常行動の原因はインフルエンザ脳症ではないかとの指摘があるが、タミフルの影響を示す例として注目されそうだ。女児を診療した都立八王子小児病院の久保田雅也医長(小児神経)が、タミフルの輸入販売元の中外製薬に報告した。
 女児は9歳だった昨年3月、近くの開業医を受診した。39度の発熱で風邪と診断されたが、家族の要望でタミフルや解熱剤などを処方された。
 その日の夜、女児はタミフルを服用した後に就寝したが、2、3時間後に目覚め、叫んで家の外へ飛び出そうとした。家族が体を押さえ、異常は5分ほどでおさまった。
 約1時間後に同小児病院を受診、久保田医長が診察したところ、意識は清明で、受け答えも正常だった。インフルエンザの迅速診断キットで検査したが、結果は陰性だった。さらに、のどの粘液と血液を採取し、東京都健康安全研究センターに検査を依頼したが、インフルエンザウイルスは検出されなかった。
 久保田医長によると、小児病院受診時の女児の体温は36.8度。異常行動から約1時間で熱が急に下がるとは考えにくく、原因が高熱だった可能性は薄いという。てんかん発作が原因とも考えられるが、1年後の今もてんかんの症状はなく、女児はてんかんではないとみられる。
 このため、久保田医長は「女児の異常行動は、タミフルの影響ではないか」と指摘する。一方で「タミフル発売前にインフルエンザで39度の熱を出し、2階から飛び降りた男子小学生も知っている。タミフルで起きる異常行動と、インフルエンザで起きる異常行動の両方があるのではないか。少なくとも、インフルエンザと診断されないのにタミフルを服用するのは避けてほしい」と話している。【高木昭午】
 ▽山本英彦・大阪赤十字病院救急部長(小児科)の話 この女児は、インフルエンザではなく、タミフルのために異常行動が起きた疑いが濃い例だと考える。タミフル服用後の異常行動で、インフルエンザウイルス不在との検査結果が出た例は初めてで、重要性は高い。