おいおい

今回の地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
そんな方々のキモチを逆なでしたいのか、ただ何も知らないだけなのか、という記事。
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 能登地震の負傷者に色付きカード=「災害訓練が奏功」−市立輪島病院
ツッコミどころはこちら。

病院では、負傷者を程度に応じて黒や赤などの色付きカードで振り分け、重傷者には優先的に処置を施し、軽傷者には声を掛け不安を取り除いた。

えーと、黒いカードは既に死んでる方なので、優先的に処置も施せませんし、当然ながら声をかけたり不安を取り除いたりは出来ません。赤いカードは極めて重症ですから、大急ぎで治療しないと。軽傷者はどちらですか? 現場をあんまりよく見ないで、色だけピックアップして適当に記事にするとこうなる、という一例。知らないってコワイよな。でも知らないでも記事にしなきゃいけない記者も大変だな。

能登地震の負傷者に色付きカード=「災害訓練が奏功」−市立輪島病院
3月25日19時31分配信 時事通信
 石川県輪島市の市立輪島病院には、地震後の午前10時以降、続々とけが人や付き添いの家族が訪れ、エントランスホールは騒然となった。ホールには緊急措置として約10台の災害用ベッドが置かれ、当直でなかった医師や看護師も自主的に集まり、約50人が対応に当たった。
 中道秀治事務長(51)は「災害を想定した年に1度の訓練が奏功し、スムーズに対応できた」と話す。
 病院では、負傷者を程度に応じて黒や赤などの色付きカードで振り分け、重傷者には優先的に処置を施し、軽傷者には声を掛け不安を取り除いた。正午すぎには病院内は落ち着きを取り戻した。